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木曜日, 6月 16, 2005

ティム・バートンの死体工場



物騒なタイトルですが、友人から良いニュースが届いたので紹介します。ティム・バートンの新作映画2タイトル、「チャーリーとチョコレート工場」(Charlie and the chocolate factory)と、「死体花嫁」(Corpse Bride)です。邦題は今勝手につけました。

「チャーリー」はロアルド・ダール( Roald Dahl)原作の同名小説を映画化したもので、ティム製作のクレイアニメ「ジャイアントピーチ」(James and the Giant Peach)も同氏の原作です。主役の工場長役に、当然というか、毎度おなじみジョニー・デップ(Johnny Depp)を配したファンタジーです。
この作品はすでに過去に映画化されたことがあるようなので、「猿の惑星」(Planet of the Apes)以来のリメイク作品ということになります。
アメリカでは7月15日公開ですが、日本でも夏ごろ公開するっぽいので、同時公開なのかもしれません。

「死体」のほうは、96年のジャイアントピーチ以来のクレイアニメ作品で、しかもティム自信が連名で監督もやってるようです。ティムのクレイ作品といえば「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」(The Nightmare before Christmas)と「ジャイアント・ピーチ」が有名ですが、2作とも監督は「モンキーボーン」(Monkey Bone)のヘンリー・セリック(Henry Selick)だったので、ティムが監督として名を出しているクレイは、意外にも、彼のデビュー作でありToiToi最愛の映画でもある、82年製作の「ビンセント」(Vincent)以来ということになります。
「ナイトメア」のサリーよろしく花嫁の腕がもげる画像が公開されていますが、ティムの永遠のアイドル、フランケンシュタイン・モンスターへのオマージュですね。タイトルからして「フランケンシュタインの花嫁」(Bride of Frankenstein)をほうふつとさせます。彼は他にも「シザーハンズ」(Edward Scissorhands)、「エド・ウッド」(Ed Wood)、「フランケン・ウイニー」(Franken Weenie)などの過去の作品で、このゴシックホラーの英雄に対する尊敬と愛を表現しています。
主演の花婿の声をやっぱりジョニー・デップ、死体花嫁の声をこれまたおなじみヘレナ・ボナム・カーター(Helena Bonham Carter)が演じます。
9月アメリカ公開だそうですが、日本ではいつになるのでしょう?ティムの過去のクレイ作品はどれも興行的には失敗してますが、ここ数年のティムの評価向上と、「ナイトメア」などの人気が興行終了後に上昇した経緯などを踏まえると、「死体花嫁」は「ナイトメア」や「ジャイアントピーチ」を上回る規模での興行も十分あり得ると見ています。
ちなみにスポーン(Spawn)でおなじみのマクファーレントイ(McFarlane Toys)が「死体花嫁」のオモチャ商品化の権利を取得(記事)しているようです。9月の公開少し前くらいからフィギュアのラインナップを店頭に繰り出してくるものと見られます。マクファーレンがティム作品のフィギュアを作るってのは、フィギュア好きでティム好きな人間にとってはかなり興味深いことでして、発売が楽しみです。
<*追加情報:日本でも秋ごろ公開予定だそうです。THX,カリンズシ!>
ティムは人間が偏狭なので一度気に入った相手とはよく何度も仕事をします。デップにしろヘレナにしろそうですが、端役でもよく目にする名前がけっこうあります。
で、今回「死体」と「工場」で目を引いたのが、クリストファー・リー(Christopher Lee)の存在。「ロードオブザリング」(the Lord of the Rings)や「Starwars」での悪役ぶりでおなじみの老優ですが、ティムは以前にも「スリーピー・ホロウ」(Sleepy Hollow)で彼を起用しています。最近のお気に入りなんでしょうか?w

なんか普通の映画記事みたくダラダラ書いてしまいました。
とにかく2作とも公開が待ち遠しいですね。